むらやまが本格的にカヌーを始めたのは、1997年のGW。 和歌山県と三重県の県境を流れる熊野川上流の瀞峡(どろきょう)くだりから。 ですから、まだまだ、かけだしカヌーイストです。 こちらもマイペースで楽しんでいます。
岡山県高梁市高梁大橋の下流2km地点 から 12km 急に寒くなったなかを、カヌーで高梁川を下る。 ここしばらくまとまった雨が降っていないので、高梁川の水量が少なく、川底の岩が露出している。
さらに、高梁川には漁業権が設定されており、梁(やな)が数多く仕掛けられているので、川下りするときに気を使わなくてはいけない。
10:00 備中高梁駅に集合。 今日のツアー客は我々のグループのみ(3人)。 コースを決めて、セッティングをする。 高梁川は、上流の井倉洞から下流の総社市内まで、様々なコース取りができるそうで、高梁市の手前に上級向けの瀬が続く。
今回は、カヌー初めての同行者がいたので、高梁市から下流へ12kmのコースを設定してもらう。
12:00 前半コース出挺。 ここから8kmの間に瀬が4つ。 水量が少ないので、瀬の中にも岩が乱立している。 岩に乗り上げてバランスを崩すと激沈になりかねない。
1カ所、乱立する岩の森の複雑な流れの中に乗り入れてしまい、脱出するのに苦労した。
今回は、ツアーオーナーが中級者挺を貸してくれたので、それにのる。 初級挺と違い、船底がフラットで、センターボードがないので、最初、船を操るのに苦労する(尻が軽い車を想像して下さい)。
しかし、今日みたいな浅い瀬では、岩の上を乗り越えて滑り降りられるので、なかなかおもしろい。 途中から景色を見ながらのんびりと下りたかったので、グループ内で挺を交換。
初級挺は楽ちん楽ちん。
15:30 後半コースの出挺。 のこり4kmの間には、小さな瀬が2つ。 グループの他のメンバーは疲れてしまったので、後半は不参加。 ツアーオーナーとガイド見習いと私の3人で下る。
勝手知った仲間内なので(というより同行者がいなくなったので)、気楽に、気楽に漕ぎ下る。 あまりにも気を抜きすぎたので、瀬で、岩に乗り上げてしまい、激沈して流された。
ウエットスーツを着ていたので、川の水の冷たさが気持ちよい。
16:30 着岸
山陰海岸洞窟巡り(鳥取県・兵庫県 1998年8月)
鳥取県岩見町網代港 から 兵庫県香住町餘部浜 まで
ツアーレポートはこちらです
伏見港 から 枚方大橋 まで 前日、梅雨前線での大雨の影響はほとんどなく、琵琶湖の瀬田川洗堰もさほど開放されていないため、昨夏と違い流れも穏やか、水温もぬるめ。 気温は29度ぐらい、晴れ時々くもり、湿度が低く、川面の風は涼しく、絶好のカヌー日和。 途中、木津川が合流するが、木津川は山間部を流れてくるせいか、土砂で濁っているものの、冷たくていい気持ち。 今年は仲間なしの単独参加なので、何も考えず、平和にぼーっとして川を下る。 途中、三十石船(宴会船)がきて、乗客からビールを勧められる。 マジで飲みたかった。 しかし、川の流れが穏やかすぎて、楠葉をすぎてからはずっとこぎっぱなし。 去年と同じく、途中の樟葉(くずは)駅付近で淀川の中州に上陸して、しばし休憩。 しかし、去年より水が臭い。 これも開発のせいなのだろうか。
吉野町下市口 から 五條市瀧 まで まず車で瀧(地名)へ。 川を見て、「げっ、この急流を下るんか!?」という恐怖と不安におそわれる。 1メートル近い落差を持つ急な瀬が50メートルぐらい続いていて、水がごうごうと音を立てて流れている。 「いやいや、ここが終点だから・・・」とリバーガイド氏。 下る前から初級者軍団一同は完全にびびってしまう。 カヌーをセッテイングして上流に7キロほど車で移動。 ダイビング用の3ミリのワンピースのウエットスーツを着てとりあえず川に入ったが、水は冷たい。 途中、大きな瀬に入る手前でリバーガイド氏がコースの取り方などを説明してくれる。 その指示どおりこぎ出すと、何とか大きな瀬は沈せずに通過できる。 が、瀬を抜けて気を抜いた瞬間、かっぽーーーん・・・・。 沈没。 吉野川に2回も投げ出される羽目に。 教訓:瀬を越えても気を抜かないことが身にしみたおかげで、冒頭に書いた最後の瀬は難なくクリア。 ジェットコースターみたいな急流下りを楽しみました。
伏見港 から 枚方大橋 まで 数日前に通過した台風のせいで、琵琶湖の瀬田川洗堰が開放されているため、川幅が狭い伏見港付近の流れは速い。 が、川幅が広くなる淀競馬場をすぎるあたりから緩やかになる。 鼻歌混じりのいい気分、と言いたいところだが、むらやまの悪友軍団も同行しており、水上戦争が勃発。 水のかけ合い、カヌーのこかしあい(良い子はこんな事をしてはいけません)。 のんびり、半分寝ながら川下りしようという夢はつぶれてしまった・・・。 途中、樟葉(くずは)駅付近で淀川の中州に上陸して、しばし休憩。 川から見る楠葉の町並みは以外に新鮮。 でも、こんな汚い水を我々は毎日飲んでいるんだなあ、というのがこの川下りでの率直な思い出。